【解体動画 富山】煙突の手斫り解体工事(黒部市)
この動画は、富山県黒部市にある某工場の高さ50メートルの煙突解体です。
この現場は高さ12メートルくらいまで、人力による解体作業で煙突の周りに足場を組み上から38メートルを手斫りで解体してくるのです。
重さ20キロのブレーカーという斫りの機械でコンクリートを突いて破壊して行くのですが
この現場の解体作業の流れはというと・・・
スポンサーリンク
まずは煙突の回りに足場を組み、一番下には上から斫ったコンクリートがらを搔き出す為の開口を開けます。その開口の大きさはミニユンボのバケツが入る大きさで、ユンボでの搔き出しやすい高さでなければいけません。
そして上から斫るのですが、このとき同時に煙突の横に付いている鉄製のタラップやコンクリート壁の中にいる太い鉄筋をガス切断にて撤去してきます。また、当然足場も解体してこなくてはいけません。
上から順番に1日平均足場1段づつ降りて、足場材と鉄筋やタラップは足場4段分を溜めたらレッカーで一緒に降ろしてきます。足場を解体するときが1番危ないと思うところですね・・・
煙突の解体には様々な解体工法がありますが、高い所まで届く重機で解体するのが1番安くて速いのですが
煙突の近くまでその重機が近づけなければ意味がありません。
ですから、上は手壊しで下はせいぜい12メートルくらいを残して、後は重機で壊すスタイルが色々な面から考えても安くて確実性のある解体工法であると思います。